石破茂首相は19日、東京都内で記者団の取材に応じ、就職氷河期世代や就職に不安を持つ若者らの就労を支援するため、関係閣僚会議を翌週に設置する意向を表明した。
首相はこの日、立川市で就労を支援する「たちかわ若者サポートステーション」の取り組みを視察。職場でのコミュニケーションの取り方を学ぶセミナーを見学し、支援を受けて就職につながった30~40代の男女4人と車座で対話した。
また首相は、JRグループのルミネ本社(渋谷区)も訪れ、社員の育児休業取得を推進する取り組みを視察した。
その後、記者団の取材に応じた首相は、就労支援について、サポートステーションとハローワークの連携や、同じ不安を抱えた人たちが話し合えることが大切だと指摘。「取り組みを、点ではなく面で、政府として有効に支援していきたい」と述べた。